こんにちは、やらはりさんです。
今日も50人部署のすみっこで、お客さま対応にいそしむハリネズミです。
◆反射で謝る病、発症してませんか?
今回も、お客さま対応の現場からお届けしますシリーズ。
お客さま「昨日、そちらから電話いただいたようで」
私「申し訳ございません…!」
いや、まだ何もわかってない。
むしろお客さまのほうが説明途中。
それでもとりあえず「申し訳ございません」と口にしてしまう。
反射です。完全に反射。

◆そして迷子になる、結びの言葉
一通りご案内して、さあ終わりのひと言。
……が出てこない!
「失礼いたします」でいいのか?
「引き続きよろしくお願いいたします」?
「お大事にどうぞ」?
「申し訳ございませんでした」?(まだ謝るのか?)
電話の終わりにだけ、急に自由演技タイムが始まる。
マニュアルも急にあいまい。
◆謝罪のタイミング、ずれてませんか?
本来なら「申し訳ございません」は、
お客さまが不快な思いをされた“内容”をちゃんと聞いた上で、
「それは大変ご不便をおかけしました。申し訳ございません。」
と“締め”として出てくるもの。
それを、冒頭で連発してしまうから、
会話がぼやけてしまう。
しかも結びがブレてるから、なんとなく話が終わらない。
話の軸が「謝ること」じゃなくて「伝えること」になってない。
◆今日のまとめ:「申し訳ございません。」は文末に。
謝る気持ちはもちろん大事。
でも、それは「何に対して謝っているか」を伝えられてこそ。
会話はプレゼンと一緒。
最初に謝るのではなく、状況を聞いて理解して、
最後にきちんとお詫びの言葉でしめる。
それだけで、ぐっと信頼感が変わってきます。
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