こんにちは。
やらされミニマリスト、やらはりです。
さて今回、お客さま対応の現場からお届けしますシリーズ。
今回のテーマは、電話対応に潜む文末地雷です。

◆「〜が。」で終わると、始まるものがある
よくあるやり取りです。
お客さま:「なんで今すぐできないんだ!」
オペレーター:「当社では、その件につきましては〇〇となっておりますが。」
この「が。」の一言、
まるで道端の謎スイッチ。
押した瞬間、相手のスイッチもON。
◆「が。」の破壊力とは?
「〜が。」って、言いかけたけど途中でやめた感あるじゃないですか。
だからお客さま側としてはこう思うんです。
- 「はい、そっちの説明終わったね?次、こっちの番ね?」
- 「その“が”の続き、ちゃんと説明してよ?」
- 「言い訳タイム、始まるんでしょ?」
つまり、“相手にマイクを渡してしまう”文末なんです。
◆じゃあ、どうすればいいの?
言い切りましょう。誤解なく、丁寧に、やさしく。
✗:「〇〇となっておりますが。」
〇:「〇〇となっております。ご不便をおかけし申し訳ございません。」
✗:「そのような規定になっておりますが。」
〇:「そのような規定となっております。何卒ご理解いただけますと幸いです。」
「が」で引っ張ると、説明が中途半端な印象になるし、
“バトル再開の合図”にもなってしまいます。
◆まとめ:「が。」で終わると、勝手に続編が始まる
映画でも、急に「つづく」と出るとモヤモヤしますよね。
それと同じで、「〜が。」で終わると、お客さまの中で続きを想像しはじめちゃう。
そしてだいたいその想像は、こっちが望まない方向に行きがちです。
なので、言い切る。
ちゃんと、こちらのターンで締める。
対応の最後に、言葉の終止符を忘れずに。
それが、今日のやらはりポイントです。
📖この記事を読んで共感してくださったあなたへ。そんな気分のときに、心にしみる漫画を紹介します。
■路傍のフジイ/鍋倉夫

まさに今回のテーマ、「言葉の選び方ひとつで人間関係の空気が変わる」に刺さる漫画です。
職場や日常の”ちょっとズレてるけど憎めない”人々とのやり取りが、やさしくて、シュールで、ちょっと切ないテンポで描かれていま
登場人物たちはみんな、不器用だけどちゃんと考えてる。
まさに“〜が。”でうっかり地雷を踏むような、言い回しや沈黙の間に込められたリアルが詰まっています。
特にこんな人に刺さる!
- 会話の“間”が気になる
- 相手の顔色をうかがってしまう
- クレームを受けたあと、なぜか自分が悪かった気がしてくる
- 「この言い方、間違ってたかな…」とあとで反省するタイプ
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